新気球赤外線望遠鏡計画IV
-初フライトの概要と次期観測計画-

東大教養 土井靖生

名大理 芝井広、川田光伸、有村成功、 伊藤淳、廣岡伸弥

宇宙研 奥田治之、成田正直、中川貴雄、 金田英宏、田中昌宏

東大理 巻内慎一郎、森本創、岡村吉彦

通信総研 奥村健市

• 気球望遠鏡・観測装置概要
• 初フライトの概要
• 初フライトに於ける問題点
• 次期観測計画

フライト中に生じた不具合

• 検出器性能の劣化
  • 感度がフライト前の予想のおよそ1/6
  • バックグラウンドシグナルレベルが
    予想の約5倍以上
    ⇒冷却容器真空窓に結露の可能性大
• 検出器電源電圧の急激な低下
  • リチウム電池には不具合認められず
  • 回収後の検出器回路も正常に動作
    ⇒回路に過大電流が流れたか?

インドとの共同観測

[★]

インド側

• φ１mの大口径望遠鏡
  ⇒高空間分解能の観測

[●]

日本側

• コンパクトな低背景放射望遠鏡
• 遠赤外検出器アレー、分光器等の
  検出装置の開発にノウハウ
  ⇒拡散成分の広域観測

観測計画

• BICEで用いた分光装置の、インド
  望遠鏡への適用......本年１２月頃
• 赤外線アレー検出器、極低温アンプ
  アレーの提供......来年４月頃
• 日本望遠鏡 & インド望遠鏡の、インドでのアベックフライト......来年１１月頃