グループ概要
東大駒場宇宙地球グループでは、宇宙グループと地球惑星グループがゆるやかに協力しながら、天体物理から地球科学までの幅広い研究テーマに取り組んでいます。
宇宙グループは理論天体物理学を中心に、赤外線観測天文学などを含む幅広い分野の研究者から構成されています。特に、天体風などの太陽・天体プラズマ輸送機構、原始惑星系円盤や惑星系の進化、超新星爆発の駆動機構、光子・ニュートリノ・重力波を組み合わせたマルチメッセンジャー、自転する高密度天体の構造や引き起こされる高エネルギー現象、恒星や連星系の進化を踏まえた重力波源となる連星ブラックホール形成の研究などの研究課題に取り組んでいます。
地球惑星グループでは、地球や太陽系内外の他の惑星等の起源と進化を物質学的な⼿法と計算科学的な⼿法を⽤いて明らかにする研究が進められています。
現在、本グループには4⼈の教員が在籍し、それぞれの強みや特⾊を活かして、密に連携し、研究・教育活動を⾏なっています。具体的には、地球の誕⽣から5億年前までの固体内部、⼤陸成⻑、⼤気海洋および⽣命進化解読に加えて、⽉の⽔の存在形態、量およびその産業利⽤可能性や⽕星などの探査・研究にも携わっています。そして、最古のプレートテクトニクスの証拠、⽣命活動の痕跡、⽉の⽔の存在など駒場オリジナルの研究が⽣み出されています。