1.2 コマンド送信について

オンボードのコマンドデコーダは、インドの赤外気球と全く同じ物を搭載する。 これは、インド側により提供される。 この回路についてもデータ送信回路と同様に、温度が+10oC以下にならない場所、及び電源を、日本側から提供する必要がある。

1.2.1 コマンド方式

インド側のコマンド方式をそのまま採用することにより、インド側回路のコマンド出力からはstrobe1本、data command 18本の、計19本の線が提供される。 信号は0-9VのCMOSレベルである。

これ等を日本側のPIOで受け、CPUを介して各機器へと必要な操作を行う。 データの種別をon/offにするか、word commandにするかは、任意に選べる(インド側のハードは影響を受けない)。 従ってこれは後に日本側が独自に決定する。

1.2.2 特殊コマンド

  バラストコマンド、及びCPUリセット、メインパワーオフの3種のコマンドについては、扱いが他のコマンドとは異なる。 これらについて、以下に述べる。

バラストコマンドは、日本側のCPUで一旦デコードされた後、インド側オンボード回路へとon/offコマンドの形で渡される。 この部分のインターフェースの詳細は未決。

CPUリセット、メインパワーオフの2種のコマンドは、各々二重コマンドとし、地上からの誤送信を防ぐ。 これについては、インド側から以下の方式が提案されている(地上からの送信方法については、§2.2参照も参照)。

即ちコマンドは実質16bitであり、残り2bitを、「ノミナルコマンド(地上からソフトを用いて送信)」「クリティカルコマンド(地上からマニュアルで送信)」の二種の区別の為に用いる。


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