日本側からは、搭載機器関連のデータが発生する。 一方、インド側(赤外グループ提供分)では、GPS及びHKデータ(バラストステータス含む)が発生する。 これらを何らかの方法で混ぜ合わせ、単一の送信器から地上へ送る必要がある。 話し合いの結果、以下の方針を採用した。
日本側のデータに、インド側が提供するHKのデータ(GPSデータ、バラストステータス含む)を混ぜ込んで送信する。 伝送フォーマットは、1マイナーフレーム256byte中、前半の224byteを日本側のデータに用い(頭のsyncは日本側のデータに含む)、後半の32byteをインド側のデータに当てる。 フレームレートは32Hzとする。これで全体のビットレートは64kbpsとなる。
データ送信部の構成は、以下の通り。
日本側、インド側各々で、フレームフォーマットしたデータ(各々必要に応じてタイムコードを挿入)を作成する。 各データはパラレルI/Oを介し、FIFOに出力される。
日本側、インド側双方のFIFOに蓄積されたデータは、交互にシフトレジスタへと送られ(この段かいで最終的にフレームフォーマットされる)、BiφL(±1V)のシリアルデータに整形され、送信器(気球工学側)へと送られる。 このシフトレジスタに2つのFIFOからデータを送る順番は、ロジック回路により制御される。 ロジック回路の動作は、クロック発生回路から供給される64Hzのクロックに同期し、日本側CPUの動作との同期が保証される。
日本側で作成、提供するのは、
観測終了時には、観測機器側の電源は、全てオフすることとした。 この際、前述のインド側が準備するGPSの電源のみ活かし、そのデータの送信を続けるものとする。 この為、電源オフに伴って以下の操作を行う。
尚、パワーオフ後は、GPSの電源もインド側では無く日本側で提供との話になっていたが、これはそのままインド側が提供とした方がすっきりする様に、個人的には思う。 ここは要確認(§1参照)。