准教授 小宮 剛
地球・生命進化史の研究をしています。今は、冥王代と後生動物の出現と初期進化がメインターゲットです。
次は、原生代中期〜後期(16~7億年前)に取り組もうかなと考えています。
PD 山本 伸次
一応、地球最古の鉱物を探して、西オーストラリアのジャックヒルズ礫岩中のジルコン(44億年前)中の鉱物包有物の同定とその組成の分析を行なっています。
日本が保有する最古の地球上の鉱物を持っています。
PD 杜 偉(Wei Du)
エディアカラ紀の最古の動物卵や胚化石の研究をしています。D1 青木 翔吾
最古の表成岩である、ラブラドル、ネーン岩体の縞状鉄鉱層や炭酸塩岩の化学組成から、太古代初期の海洋の化学組成など地球表層環境を復元する。D1 越田 渓子
40.3億年前と言う地球最古の岩石が存在するアカスタ片麻岩体中の角閃岩の変成岩岩石学、火成岩岩石学とNd, Osや142Nd同位体地球化学を用い、地球最古の玄武岩質地殻の特徴を読み解く。目指すは最古の表成岩をアカスタ片麻岩体から探すこと。M2 土谷 祐貴
エディアカラ紀〜カンブリア紀の浅海と深海両方の窒素同位体変動の研究をしています。南中国に調査に行きました。M1 田代 貴志
39.5億年前の最古の堆積岩から、最古の生命の痕跡を探索する研究をしています。カナダ・ラブラドルや北中国に調査に行きました。M1 梅田 早織
南アフリカのバーバートン緑色岩帯の海洋底変質を受けたコマチアイトや玄武岩の地質学的産状や化学組成から、当時の海洋底変成作用で特徴的な炭酸塩岩化と珪化作用のプロセスの解明と、それに伴う表層環境への影響を推定する。南アフリカのバーバートン緑色岩帯にも調査に行きました。M1 佐藤 直紀
最古の生命の痕跡やプレートテクトニクスの証拠などが得られている、西グリーンランド・表成岩の年代について再検討を行いました。特に、変成作用やUの放射壊変に伴う、ジルコンの再結晶や結晶格子の破壊(カソード・ルミネッセンス像で暗くなる)と変成作用によるジルコンの再結晶に伴う結晶格子の修復(カソード・ルミネッセンス像で明るくなる)の年代推定への影響を研究しています。