ポジションは、銀河面と同様にIRAS 100 との相関をとり、Azimuth方向にのみシフトした。ただし158 continuumに十分なS/N比が得られないため、[CII] 積分強度のみを参照し、IRAS dataとの相関をとった。
ポジションシフト量は1空間スキャン毎に決定し、その後各スキャンがなめらかにつながるよう、シフト量を時間の関数でスプライン補間した。
シフトの結果を、スターセンサのデータを用いて較正する。較正に用いた星は、RS Cyg、γ Cyg、40 Cygの3星である。較正の結果を表に示す。
星 | 検出回数(scans) | Azimuth中心値(arcmin) | Elevation中心値(arcmin) |
RS Cyg | 3 | -6.29 ±3.42 | ----- |
γ Cyg | 6 | -0.58 ±2.79 | -4.27 |
40 Cyg | 6 | +2.11 ±6.78 | +4.22 |
Total | 15 | -0.65 ±5.56 | -0.03 |
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この結果に拠り、Cygnus X 領域に於けるposition決定精度を±5.6'(RMS)と見積もる。