OB association は、高温の星からの星風、及びSNeにより、周囲に hot plazma の"Bubble"をつくると考えられる(Castor, McCray, & Weaver 1975)。上記の点源にassociateできない残りのsoft X-ray emission(全体の25〜50%)を、このthin hot plazma ( K)からのthermal emissionとして説明することができる(Cash et al. 1980, Bochkarev & Siotnik 1985)。
Bochkarev & Siotnik (1985)の見積に拠れば、この電離ガスのEM(Emission Measure)は 。確かにもし なら、 は に対応するため、これは十分成り立つであろう。ここから、観測されるradio continuumへの寄与は棄却される。
一方このhot plazmaからの[CII] 、及び[NII] 輝線の輻射強度は、土井のモデル計算により、
と見積られる。従って、何れの輝線も、totalの観測量に比較して無視できる強度であることが分かる。
ちなみに、Cyg OB2 はASCAにより観測されている。現在阪大の北本さんが解析しているそうだ。