宇宙での背景放射

 

遠赤領域では、一般に

程度らしい。 これは100 μm 〜200 μm で観測すると、

となる(50〜100 μm ならこの倍)。

これを主鏡有効面積 S (主鏡口径 70 cm、副鏡外径約 24 cm)、立体角 Ω (φ50")で観測すると、

より、入射光量I(wide-L)は、

但しηは光学系効率。 これはサーベイモード、フーリエモード各々について、

よって各々のバンド、観測モードについて生真面目に入射光量を求めてみると、表1となる。

 

 
バンド 観測波長範囲 入射光量 [W]
(μm) サーベイ フーリエ
Wide-S 50-100 2.8 ×10-16 7.1×10-17
Narrow-S 50-70 1.6 ×10-16 4.0 ×10-17
Wide-L 100-200 1.4×10-16 3.5 ×10-17
Narrow-L 150-200 4.7×10-17 1.2×10-17
Table:1 各バンド、観測モードに於けるバックグラウンド光量

あ、しまった。 Narrowチャンネルはフーリエでは使わないんだった。

でも懲りずにこれらをフォトン数に変換すると、表2の通り。

 

 
バンド 中心波長 入射光量 [photons s-1]
(μm) サーベイ フーリエ
Wide-S 75 1.1 ×105 2.7×104
Narrow-S 60 4.9 ×104 1.2 ×104
Wide-L 150 1.1×105 2.7 ×104
Narrow-L 175 4.1×104 1.0×104
Table:2 各バンド、観測モードに於けるバックグラウンドフォトン数


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