サーベイモードでのWide-Lチャネルへの入射(1.4 ×10-16 W)を再現する試験装置を考える。
バックグラウンドを300Kの黒体輻射とすると、
これを検出器がF4(FIS搭載時と同じ)で見込むとすると、必要な減 光率は、6×10-9となる。 これは非常に実現しにくい値。
従って検出器の視野を絞る事を考えると、 視野FとNDの減光率との関係は、表 3のとおりとなる。
検出器の視野をF8程度まで絞り込んで、ようやく実現できそうな減 光率に到達することが分かる。
一方、このビームでクライオスタットが常温部を見込んでいるとすると、外か ら光を入れる際のアライメント等が非常に困難になると予想される。 せめてF6位には明るくないと苦しいのでは?(定量的な根拠は無いけど。)