生成された電子-ホールペアーの寿命は、磁場強度等に依存して1 msec〜1000 sec の程度である。 従ってそれよりも短い時間々隔でフォトンが入射した場合、複数の電子が同時に励起される事になる。 複数電子の励起状態は、励起電子の個数nに応じて だけエネルギーが増加した状態にある。 従って共鳴状態を得る control gate 電圧もその個数に応じて変化する。 その為各励起状態をモニターする為には、異なる control gate 電圧でのモニターが必要となる。 同時に複数の励起状態をモニターする事は出来ない。
励起状態の寿命は、励起電子の個数nが1増える毎におよそ1/100となる。 従って各励起状態は、各々100倍程度ずつ異なる強度の入射赤外線に感度を持つ事になる。