前述の気球望遠鏡に、我々の開発した二次元アレー検出器(図2)を搭載する。 現在遠赤外線検出器は2次元アレー開発の時代に入っているが、中でも我々の 検出器は、その素子数、検出性能共、現段階で世界最高の能力を有している。 検出器の詳細については、参考文献[4]を参照されたい。
Figure 2: 4×8素子圧縮型Ge:Ga検出器アレー。
波長100-200 に感度を有する。
現段階で世界最多素子、最高検出感度の検出器。
この検出器を上記気球望遠鏡に適用し、160 帯の遠赤外線連続波 (continuum)を、高い空間分解能で、且つ1フライト中に凡そ10度×10度のかな り広い領域に渡って、マッピング観測する。